再手術について、退院後ずっと考えていた

大学病院で「脳下垂体腫瘍」と告げられてからウエブサイトを検索して
虎ノ門病院の「山田正三医師」のサイトを見つけていた
流れで大学病院での手術になったが、取り残しの再手術は開頭になると言われてから
何度かこのサイトを訪ねては読んでいたが、08年12月29日、思い切って山田先生宛に
メールを出した
今の病院での再手術は「開頭」しかないと言われてる……と )
思いもかけず、年が明けた09年1月2日返事が届いた
今の先生に「セカンドオピニオン」をお願いして、「紹介状と資料」を持参で
外来を受診してもらえば診ますよ、と言うものだった


1月5日(月)
大学病院眼科の「視野検査」の後、T先生の診断
術前よりは改善されている、視覚神経への圧迫が軽減されたようだ
少し下に落ちた、と言う事か……
1月9日( 金)
大学病院脳神経外科N先生にセカンドオピニオンを申し出る
先生は気持ちよく応じて、紹介状と資料を揃えてくれる
かなり悩んでの事だったので、ホッとした
1月15日(木)
カミサンと資料を持参して、虎ノ門病院の山田正三先生の診察を受ける
診断は「経鼻法」で大丈夫とのこと、それも鼻のアナからの経鼻法、より身体への負担が少ないようだ
1月23日(金)
大学病院脳神経外科N先生を訪ね、虎ノ門病院の山田先生に
再手術をお願いしたい由お願いする、先生は了解してくれる
2月19日(木)
虎ノ門病院の山田正三先生の診察を受ける
入院と手術の日程を決める。私のの仕事の都合で7月2日入院、6日手術
日にちがあるので、手術時に自分の血を使うように採血する事を進められ、了解する
事務方に入院手続きの説明を受ける。4床で差額ベッドなしでお願いするが
当日ならないとわかない、差額ベッドしか無い場合もあるとのこと
5月19日(火)
虎ノ門病院で検査、1.採血 2.腹部エコー 3.心電図 4.スパイロメトリー(肺活量) 5.自己血採血 
6月10日(金)
虎ノ門病院、採血の後、山田先生の診察を受ける
4月初め、目眩が起きてナカナカ良くならないので心配になり受診したのだが、問題は無いとのこと
6月25日(木)
虎ノ門病院で検査、1.採血 2.心エコー・スクリーニング 3.自己血採血 4.MRI 5.山田先生診察
入院、手術の確認

7月2日(木) 入院
カミサンの付き添いで虎ノ門病院、「間脳下垂体外科」に入院
入院手続きの際、差額ベッド(12,600円)しかないと言われ、もめる
今晩のみで、明日は4床の部屋に替えるよう、確約を取る。ひとまず2床の618号室に入る
15時から翌日の15時まで「蓄尿」するように看護師さんに言われる
……オシッコを容器に受けて、貯めておく器械に入れると
「オシッコの量と比重」が表示され、それを記録しておくのだ……
隣のベッドは清瀬の人で脳下垂体腫瘍の手術をして4日目の人
ここに来る前に別の病院でサイバーナイフで治療を受けて、下垂体にに傷を付けてしまったため
「ホルモンの数値」が良くないと話していたが、元気そう
担当医の福原先生から現在の身体の状態を聞かれる
……思わず尿道カテーテルが痛く無いようにとお願いするが、確約できない、との返事
夜、麻酔医の古西先生から手術時の麻酔についての説明がある
山田先生の「下垂体」についての講演ビデオを、見ておくようにと渡される
「脳下垂体腫瘍」と言ってもいろいろな種類があるのだ
うまく説明できそうも無いから、知りたい人は山田先生のサイトを見てください
7月3日(金) 
採血前1時間安静で9時30分、12時、16時、21時に採血
カミサン、カミサンの姉と兄、友人のYさん、弟が来てくれて山田先生に手術の説明を聞く
16時の採血の後、4床の605号室に移動する。手術室とICUの看護師さんの説明がある
□7月4日(土) 
1時間安静にした後、8時採血
検温と血圧、脈拍の測定が1日に1回あるのだが時間はかなりアバウト
体温計はベッドに備えてあるので、気になると自主的に検温してメモした
2時過ぎにカミサンが来てくれる
階段室を10階分1往復する.以下、手術日と1日目を除き毎日
7月5日(日) 
午後にカミサンが来てくれて、ICUに持参するものをまとめる
20時に風呂に入る、その後ヒゲをきれいに剃り、明日の手術に備える
21時以降は絶食

7月6日(月) ◎手術当日
9時に点滴開始、食事が出来ないため、栄養剤だ
カミサン10時頃現われる、以後手術が終わる21時過ぎまでいてくれる
14時からの予定が、8時からの手術が大変だったようで押してしまい、16時からになる
16時に看護師につれられて、カミサンと2階の手術室に(カミサンは部屋の前まで)
手術台に上がり横になる、麻酔医の古西先生が名前の確認をして、麻酔が始まり解らなくなる
名前を呼ばれ、目覚めるが、かなりボーとしている。腫瘍は全摘出で来たようだ
カミサンも顔を出してくれる、かなり疲れたようで
「もう9時過ぎだから……」と早々に立ち去る(一日ありがとう)
ベッドに載せられてICUに移動、背中を30度くらいに起こされる
出るまでそのままの角度が維持された
尿道カテーテルの違和感を伝えると、感覚を鈍らせる薬を塗ってくれる
それでいくぶん緩和される。明朝の7時には外れると言うので、それまでの辛抱と、落ち着く
口をすすがせてもらった水が冷たく気持ちいい、ほぼ眠れず
7月7日(火) ◎1日目
朝方になり少しウトウトする
7時にカテーテルが取れる、スッキリした
朝食後にロキソニン(痛み止め)を飲む(6〜8時間をあけて飲む)
10時に看護師さんに付き添ってもらい部屋に戻る(点滴はついたまま)
カミサン来てくれる、以後毎日お昼の時間帯で様子を見に通ってくれる
点滴が一旦外れる。MRI(造影剤使用)撮影
夕方山田先生と福原先生の回診。夜、大山先生回診

この4床の部屋には、2月から入院、血液の病気の77歳の「A」さん
3月にリンパ腫で入院し、もう治療の施しようがない66歳の「K」さん
6日に他の病院から移って来た白血病の「A」さん(52歳)のさまざまの病気の人たち
それぞれ大変な病を抱え、ご家族も一緒に頑張っている

7月8日(水) ◎2日目
点滴再開(セフマゾン/抗性物質→ソル・コーテフ/副腎皮質ホルモン→セフマゾン)
夜に点滴終了、針も外してもらう。午後、ロキソニン飲む
大山先生にナースステーションに呼ばれ、MRIの画像を見せてもらう
腫瘍はきれいに取れていた、かなり固く、正規のルートでは無理でサイドから
骨を削って侵入、「先生、骨は削って大丈夫なのですか?」思わず聞いてしまった。大丈夫らしい
鼻左のストローとガーゼ、右のストローを取ってもらい、綿球を詰める
鼻の詰め物は2段構えで、まだ奥がある、そのためまだ鼻で呼吸は出来ないが少しは楽になった
そしてシャワーのOKが出る
7月9日(木) ◎3日目
飲み薬が増える
ロキソニンは6〜8時間あけて頭が痛い時に
クラリス錠(抗生物質):朝、夕食後
アドナ錠(止血薬):朝、昼、夕食後
トランサミンカプセル(止血薬):朝、昼、夕食後
コートリル錠(副腎皮質ホルモン):朝2錠、夕1錠
夜、大山先生回診
7月10日(金) ◎4日目
1時間安静にして8時:採血
シャワーと洗髪、山田先生の回診
夕方、大山先生から鼻の詰め物を全部取ってもらう
2段階になっていて、今回は奥のものが曵き出される
10センチぐらいの長さに見えた。鼻の中が乾燥しないように
今しばらくは綿球を詰めておくように言われる
それでもずいぶんと楽になった
7月11日(土) ◎5日目
弟と姪が見舞いに来てくれる、前後して姉と甥とその嫁さんが来てくれる
みんな私が思いのほか元気なのに一応に驚いていた
7月12日(日) ◎6日目
朝と夜中にロキソニン
シャワーと洗髪(昨日はシャワーを忘れていた)以後ほぼ毎日
7月13日(月) ◎7日目
朝、ロキソニンを飲む(こめかみが痛い)
7時:採血、空腹時血糖値とNa量、ホルモン値を調べる
薬のコートリルは今朝で終り
夜、内分泌科の播磨先生に、明日から内分泌科に移ると伝えられる
ロキソニンを飲んで寝る
7月14日(火) ◎8日目
鼻に詰めていた綿球が外れる、これでスッキリ
朝、採尿と採血
播磨先生に明朝「負荷試験」をするので今夜9時以降は食べないよう注意される
ロキソニンを飲んで寝る
7月15日(水) ◎9日目
7時から播磨先生、負荷試験、まず前採血、下垂体を刺激するホルモンを注射
その後、15分、30分、45分、60分、90分120分と採血し、下垂体が正常に機能してるかを調べる
内分泌科の先生方の回診がある(竹内・西村・播磨先生)
友人のU夫妻がお見舞いに来てくれる
ロキソニンを飲んで寝る
7月16日(木) ◎10日目
頭が少し重い
播磨先生から明日の採血で問題なければ、18日(土)退院で来ます、と言われる
夜、甥の嫁さんYちゃんが来てくれる
山田先生から、退院したら前の病院の先生に経過報告書を渡すよう頼まれる
「先生にも喜んでもらいなさい」と言うことらしい(喜んでもらえれば嬉しいけど……)
それと、耳鼻咽喉科にも紹介状を書くので、診てもらって下さいと言うことだ
あとは以下の注意事項のコピーをもらう、大変そうな合併症なので
ビビってしまう
1.慢性期の髄膜炎 2.重篤な鼻出血 3.髄液鼻漏
夜、ロキソニンを飲んで寝る
7月17日(金) ◎11日目
朝、頭が痛い、喉のリンパも腫れてるように感じる
採血、播磨先生顔を出す
10時半頃、談話室にいたら西村先生に呼ばれ
血液検査の結果、CRPの数値が高く、白血球数も多いので何処か炎症を起こしている
よって明日の退院は見合わせ様子を見ましょう、と言うことになる
(土曜日は調布市の花火大会があり、カミサンはかなりガッカリ)
友人のYさんが見舞いに来てくれる、その後にもYさん夫妻も来てくれて嬉しかった
夜、ロキソニンを飲んで寝る
7月18日(土) ◎12日目
昨日のような頭の痛みは無いが、こめかみが少し痛い、頭が重い、喉が痛い
うがい薬の「イソジン」が出る、夜、ロキソニンを飲んで寝る
7月19日(日) ◎13日目
のどの痛み有り、頭の痛みは和らいだ
朝、採血、お昼に結果、CRPの数値は同じ、白血球数は下がった
夜、ロキソニンを飲んで寝る
7月20日(月) ◎14日目
播磨先生回診、それほど心配することは無い、明日の採血で問題なければ22日に退院OKとの事
祝日で静かだ、午後には見舞客で多くなる
夜、ロキソニンを飲んで寝る
7月21日(火) ◎15日目
朝、採血、結果はCRPの数値は少し下がり、白血球数は基準値内に収まった
夜、山田線生より話があり、外来の予約は8月13日(木)9時より
夜、ロキソニンを飲んで寝る
7月22日(水) ◎16日目:退院
10時にカミサン迎えに来てくれる
退院後に飲む薬をもらう
クラリス錠(1日1回朝食後/30日分)、アドナ場、トランサミンカプセル(1日3回毎食後/7日分)
ロキソニン錠、セルベックスカプセル(頭痛時、6〜8時間間を空けて/10回分)
請求書が出て、清算
。新宿の「車屋」で昼食を食べる
夜、ロキソニンを飲む

7月24日(金) ◎19日目
行きつけの耳鼻咽喉科で鼻の中を見てもらう、「アレグラ」(鼻炎薬)を処方される
大学病院脳神経外科のN先生に再手術の報告、山田先生の経過報告の書類を渡す
夜、ロキソニンを飲む
7月31日(金) ◎25日目
ナガイクリニック(耳鼻咽喉科)で鼻の中を見てもらう
「アレグラ」の他、喉が痛いのに「桔梗湯エキス顆粒」を処方される
夜、ロキソニンを飲む
8月3日(月) ◎28日目
1日でロキソニンは終り、昨夜は飲まなかったのだが、今朝は頭痛なし
レポートはとりあえず、ここまで
13日に外来で血液検査と山田先生の診察を受けます